環境資産の目標設定

当社は、環境関連分野への取り組みを強化するにあたって、2024年3月末に環境関連の営業資産残高を240億円(2021年3月末比140%)とする目標を掲げ、日本を代表する格付機関である、格付投資情報センター(R&I)から、非常に積極的な目標であるとの外部評価を得ております。
2021年9月には当該環境関連営業資産の残高目標を「サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)」として、その達成度合いに応じて金融機関との間で金利変動などのインセンティブを設定する、サステナビリティリンクローン(SLL)による資金調達を、九州の企業で初めて行いました。

太陽光発電事業への取り組み

九州リースサービスグループでは九州を中心に太陽光発電所(合計容量21.8メガワット)を運営しており、年間約10,118トン※1(一般的な家庭におけるCO2排出量3,600世帯分程度※2)のCO2排出量削減に貢献しています。

 

※1 太陽光発電協会「表示ガイドライン(2022年度)」によるCO2削減効果に関する係数を用いて算出(2022年12月 現在)

※2 環境省「令和3年度 家庭部門のCO2排出実態統計調査(速報値)」による世帯当たりの年間CO2排出量を用いて算出(2022年12月 現在)

福岡県みやま市太陽光発電所
拡大
福岡県みやま市太陽光発電所
大分県別府市太陽光発電所
拡大
大分県別府市太陽光発電所

再生可能エネルギー事業者向けファイナンス機能の提供

九州リースサービスグループで発電事業に取り組むノウハウを活かし、お取引先の発電事業に対してリースや融資、出資による共同事業など、各種ファイナンス機能を提供することで、再生可能エネルギーの普及に貢献しています。

太陽光発電所設備のリース
拡大
太陽光発電所設備のリース
水力発電所取得資金の融資
拡大
水力発電所取得資金の融資

3Rに対する取組(循環型社会の実現への貢献)

リース取引は賃貸借であり、リース契約満了後は継続して使用する場合は再リースとなり、契約終了となる場合は物件はリース会社に返却されることになります。当社では、リース終了物件のうち再利用やリサイクルが可能な物件については、中古品取扱会社への売却や、リサイクル会社への処理委託等の適切な処分を行うことで、3R(Reduce、Reuse、Recycle)を実践し、循環型社会の実現へ貢献してまいります。

また、中古機械のシェアリング及び売買の仲介プラットフォーム事業を行う株式会社SharingFACTORYとの業務提携により、お取引先の低稼働もしくは遊休となっている資産の有効活用に関する新たなソリューションの提供にも取り組んでいます。

ESGリース(補助金リース)

当社は、環境省より「ESGリース促進事業」の指定リース事業者に採択されており、同省が定める基準を満たす脱炭素機器のリースに対して、補助金が交付され、リース料が低減されます。また、当社はESG要素を考慮した優良な取り組みを認められた指定リース事業者の為、補助率がさらに1%上乗せされます。
脱炭素機器等のリース料低減を通じ、お取引先のESGに対する取り組みを支援してまいります。

LEDレンタル

九州リースサービスグループの株式会社ケイ・エル・アイでは、LEDのレンタル事業を行っています。
LED照明は照度を落とさずに、消費電力を40~50%削減可能で、レンタルを活用することで初期投資不要で消費電力やコスト、CO2の削減を実現します。